ブランド構築や投資家説明…、専門知識・経験生かす――企業経営と密接につながる

 企業の広報業務のなかでも、戦略広報と呼ばれる分野で活躍する女性が増えている。従来業務のイメージと異なり、企業ブランド構築や投資家への説明などで、専門知識や経験を生かしている。企業経営でさらに重要になる分野だけに、キャリアを積んだ女性の働く場として注目されそうだ。

時間達人:「リセットタイム」モノを元に

 「リセットタイム」は、食事の前、外出の前、就寝前といった節目の時に、一回三分間ほどとる。子どもたちは床に広げたブロックや絵本を戸棚にしまい、増田さんも読みかけの新聞や雑誌をいつもの場所に戻す。

 一日分の散らかったモノをまとめて片づけようとすると三十分以上かかるだろうか。ちょっと気が重くなる。だが、小分けにすれば、二歳児でも無理なく参加できる。

出生率の地域格差 子育て行政の熱心さ反映?

 調査にあたった国立社会保障・人口問題研究所の佐々井司室長によると、出生率向上の鍵は、行政の積極姿勢だという。・・・出生率が上昇している自治体は子育て世代対策に熱心なことが多い。「逆に、たとえ立地はよくても行政が消極的なところは、出生率も上がらない傾向が見られる」と、佐々井室長は分析する。

 少子化対策 子育てを官民挙げて応援しよう

少子化の流れを止めようと、政府は少子化社会対策大綱を閣議決定した。・・・注目されるのは、社会保障費の配分の見直しを求めた点だ。社会保障費の七割近くは高齢者に充てられ、子育てには3%程度しか回っていない。

 大綱は、若者の就労支援から、奨学金制度の充実、男性の子育て参加、働き方の見直し、家庭教育の支援などまで、多岐にわたる対策を示している。・・・「仕事も、家庭も」が可能となる条件整備に、企業は本気で取り組んでほしい。女性が働きやすい環境作りは、企業の将来にもプラスになる。・・・若者に自立心を持たせ、職業意識を身につけさせることが重要だ。日本経団連など経済団体の協力も欠かせない。・・・幼稚園と保育所の連携や保育所の公設民営化などの規制緩和を、もっと大胆に進めねばならない。

「幼・保一体」で開園

保育と教育の両サービスを提供しようと開設。幼稚園の教育力を保ちながら、最長で午前7時半から午後8時半まで預かる保育園機能を持つ。25人のスタッフの多くは幼稚園教諭と保育士の両方の資格を持つ。現行の幼稚園の制度では、区が運営委託することや、NPOが運営することはできない。そのため、「幼稚園」の要件を満たしつつ、独自の「幼児教育施設」として位置づけることにした。