「古代史塗り替える発見」は偽造、骨董商ら4人起訴

 起訴状によると、4人は骨董品の碑文や色つやなどを数千年前のものであるように見せかけていた。偽造の手法は極めて巧妙で、専門家でも見抜けないほどだったという。このうち納骨箱には、アラム語で「ヨセフの息子にしてイエスの兄弟、ヤコブ」との文字が刻まれ、キリストの実在を示す画期的な発見として大きな反響を呼んだ。このほか、偽造と認定された物の中には、古代イスラエル王国の王ソロモンがエルサレムに建立した第一神殿に関する碑文の刻まれた象牙製品なども含まれている。